旬のものを食べること
旬のものを食べる。
僕はリモートワークになってからほとんど家から出なくなった。そして四季の移り変わりを感じる機会が減った。
桜の花で埋め尽くされた小川、雨の匂い、青空にそびえる入道雲、紅葉。それらはどこか遠くの世界のもののように思えてしまう。
家の中にいると季節を感じない。最近時間がすぎるのがとても早く感じるのだが、その理由の1つはこの季節感のなさなのではないかと思った。
旬の食材は僕に様々な角度から四季を教えてくれる。色、手触り、匂い、味、食感、音。外に出れなくても五感で季節を感じることができる。
たしかに桜を見たり海に行ったりする体験に比べれば小さいものかもしれない。しかし、こうした小さな豊かさの積み重ねが日々の生活に充足感をもたらしてくれるのではないだろうか。
これからの時代、全てがオンラインになっていく中で、いかに季節を感じ楽しむかというのが重要になってくるのではないかなと思う。
この生活がいつまで続くかわからないけど、日本の四季を忘れないようにしたいと思った10月であった。