おひとりUIデザイナーとして普段気を付けていること
2020年12月12日
これはinHouseDesigners Advent Calendar 202012日目の記事です。
2020年5月に転職してからスタートアップでおひとりUIデザイナーとして働いています。
今回は組織で一人だけのUIデザイナーとして普段の仕事で気を付けていることを書いてこうと思います。
ワイヤーフレームは見せない
デザインをレビューしてもらうとき、基本的にほぼ完成したデザインを見せます。もちろんデザインする過程でワイヤフレームを作るとことはありますが、それをレビューしてもらうことはありません。
これには2つ理由があります。
- 細かい見た目の議論をさせないため
- ユースケースに当てはまっているか、使いやすいかどうか、などをイメージしやすくするため
基本的にワイヤーフレームはデザイナー以外の人々にとってよくわからない存在です。
ワイヤーフレームは白黒で簡素な見た目で作ることが多いと思います。
僕はデザイナーなので「ここは何色かな」とか「ここにはこういう装飾を入れよう」とかある程度イメージできますが、僕以外のメンバーはデザインの専門家ではないので「ここはどうなるんだろう?」と気になってしまい、細かい見た目の話にどうしてもなってしまうことが多いと思います。
肉付けされたデザインであれば「このデザインが目的を達成できるかどうか」に注力しやすいですし、細かいところはデザイナーに任せてくれと言いやすいと思います。
ここでメンバーに「ワイヤーフレームをレビューするときの心得」みたいなのを共有してマインドを変えていってもらう方法もあると思うのですが、スタートアップだとそんなことしてる時間はないので、デザイナー側がやり方を工夫するほうが得策だと思います。
完成に近いデザインを見せることで実際に使っている様子を想像しやすいのも大事なポイントです。
ワイヤーフレームは簡素さゆえに実際の使用イメージが定まらないので、デザイナー以外の人に見せても良い意見がもらえないことが多いです。
仕様をできるだけ詳細に詰める
ワイヤーフレームをレビューしてもらわない代わりに、デザインする機能の仕様やユースケースなどを企画、エンジニアなどなどとかなり細かく詰めます。
これによってワイヤーフレームをレビューしてもらまなくてもデザインの手戻りをできるだけ少なくできます。
この段階でメンバー全員の認識を揃えることが重要です。ここが曖昧だとデザインのやり直しが発生してしまいます。
僕が仕事するときは主に以下の点について話しています。
- 機能の仕様
- 機能が必要な理由、現状の課題
- ユースケース(できるだけ具体的に)
- 実装上の懸念
実装のデザインレビューは最後にまとめてやる
一人なので、まとめてできることはまとめてやる、これ大事。
できないことを明確にする
一人で何でもできるのも素晴らしいことですが、人間得手不得手があります。ひとりだからこそできないことを明確にして、できないタスクが来た時の対処法を定めておくのが得策だと思います。
僕はグラフィック系のデザインが苦手なので、そういう仕事が来た時にどうしようかといろいろ考えてます。
まとめ
2021年もがんばるぞ!