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書評:「一人から始めるユーザーエクスペリエンス」 リア・バーレイ

2021年12月10日

この記事は takanorip Advent Calendar 2021 10日目の記事です。

「一人から始めるユーザーエクスペリエンス」 リア・バーレイ

僕はUIデザイナーだったのだが、UXデザインを考えなければならなくなったのでこの本を買ってみた。
UXデザインの入門本はいくつかあるが、「一人から始める」というタイトルが自分にピッタリだと思ったので買ってみた。

この本は「マインドセット」と「実践」の2つのパートで構成されている。

第1部「マインドセット」では「UXとは何か」という定義に始まり、組織運営や自身のキャリアについての話(いわゆるソフトスキルというやつ)について書かれている。
実際UXデザインをやってみて前提となるUXデザインをの定義やチームビルディングは本当に重要だけど難しいと感じた部分なので、この本に書いてあることがとても役立った。

第2部「実践」ではフェーズごとに様々なメソッドが紹介されていて、所要時間・使いどころ・進め方などが丁寧に書かれている。
各章の最後に「一つだけ実践するとしたら」というコーナーががあり、何から手をつければよいか示されているのが良かった。

この本はソフトスキルとハードスキルの両面からUXについて考えていて、「一人で始める」というタイトルどおり一人で何をどうしらた良いのかわからない人にピッタリな本だと思った。
特に前半の「マインドセット」パートはチーム全体で読書会をして共通認識として持っておいたほうが良さそうだと感じた。

takanorip

digital design engineer. X: @takanoripe