takanorip blog

いつかデザインエンジニアのためのカンファレンスを開催したい。

この同人誌でも書いたが、デザインエンジニアには2種類の人間がいる。本流であるリアルプロダクトのデザインエンジニアと我々デジタルプロダクトのデザインエンジニアだ。両者の仕事は共通する部分もあればそうでない部分もある。しかしどちらもデザインエンジニアと呼ばれているのでわかりにくいし、一部界隈では「デジタルプロダクトのやつがデザインエンジニアを名乗るな」と言われる事態も起きているとかいないとか。また最近デジタルプロダクトのデザインエンジニアをデザインテクノロジストと呼称することで衝突を回避しようとする動きも見られる。

まあでもいいたいことはわかる。デジタルプロダクトのデザインエンジニアは名乗ったもん勝ちなのに対して、リアルプロダクトのデザインエンジニアになるには工学修士や博士を習得しつつプロダクトデザインに関する高度な教育も完了しなければならない。名乗るためのハードルが圧倒的に違うので一緒にするなと言われるのも納得だ。

でも僕はデザインエンジニアという名前が好きだし、リアルプロダクトでもデジタルプロダクトでもデザインエンジニアって名乗りたい、名乗って良いじゃんという空気を作りたい。デザインエンジニアの本質を明らかにしたい。

そこでまずは両者を招いてお互いの話をしてもらい、お互いがどんなことをしているか知っていく場を作る必要がある。仕事の中身を理解し悩みを共有することで、お互いにリスペクトが生まれ知識の循環が生まれより良い共生関係を築けるんじゃないか。僕はそのためのカンファレンスを開催したい。誰のためでもなくデザインエンジニアと名乗る我々のためのカンファレンス、そういったものが必要なんじゃないかと思う。

あわよくばデザインエンジニアというポジションにもっと注目があつまり、デザインエンジニアとして転職しやすい世の中になってくれたら嬉しい。

もし興味があるとか一緒にやってやってもいいという奇特な人がいたら連絡ください。