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京都芸術大学 通信教育部 芸術学科芸術学コースに入学しました。

2023年12月10日

社会人学生 Advent Calendar 2023 10日目の記事だ。

2023年4月から京都芸術大学の通信教育部 芸術学コースに入学し、芸術学を学んでいる。入学してみてどうだったかを軽く振り返ってみたいと思う。

芸術学 = 芸術をどう扱うかの学問

なんで芸術学コースに入学したかというと、せっかく大学に通うのだからアカデミックなことを勉強したいと思ったのと、学芸員の資格を取ってみたいなと思ったのが理由だ。
近代デザインの歴史について興味があって本を読んだりしているなかで、芸術とか工芸とかをもっと深く理解しないとわからない話に多く出会ったというのもある。

入学してからはずっと各地域の芸術の歴史や芸術作品の背景知識などを勉強している。正直あまり面白い授業は多くないが、今まで触れてこなかった知識に触れることができるのは楽しい。こういうものが近代デザインにも影響を及ぼしているのかなーとか考えると楽しい。

授業のタイプ

大学の授業には、テキストレポート科目、Webスクーリング科目、スクーリング科目の3タイプがある。

テキストレポート科目はレポートを書くだけで単位がもらえるが、レポートの内容は難しいものが多い。コツコツ進めないと締め切り間近になってつらい目にあう。参考図書を指定されているものもあるが、大抵の場合自分で図書館に行き探す必要がある。あとたまに美術館に行って作品を鑑賞しないといけないものもあり、意外と大変なものが多い。

Webスクーリング科目はWeb上で講義動画を視聴し、最後にレポートを提出するというものだ。動画は1つ5分程度になっていて視聴しやすいが、倍速再生はできない。1章5動画、全部で15章ある。映像のクオリティは高く、この動画でしか見れない芸術作品や遺跡の内部映像などもある。このタイプの授業のレポートは動画の内容をまとめる系のものが多いので、比較的楽である。

スクーリング科目は土日で授業を受けてレポートを提出するタイプの科目だ。9時から18時まで授業があり、けっこう疲れる。授業はZoomで受講できる。イベントと日程がかぶることがあり、カンファレンスなどに参加しずらくなるなと思う。スクーリング科目は1回受講するのに8,800円の受講料がかかる。これは授業料とは別なので、再受講となるとまた8,800円かかる。

僕は3年次編入なので卒業までに64単位必要なのだが、必修や選択必修が多いのであまり自由に授業を選択できる感じではないなと思った。取得できる単位はスクーリング科目のほうが多いので、どうしてもスクーリング科目の比重が大きくなりそう。

Webシステムはあまり使いやすくない

通信教育部の手続きや受講などすべてWebシステム上で行うのだが、はっきり言って使いにくい。とくに履修管理とスクーリング申込みとレポート提出画面はとても使いにくい。

あとログアウトまでがめちゃくちゃ短い。30分触っていないとログアウトする。僕はこれのせいでレポート1つ出し損ねた。まじクソ。早急にどうにかしてもらいたい。

今のところの感想

実は仕事や登壇や病気などで今年はほとんど単位が取得できなかった。あと履修登録をミスって、卒業に必要な授業が履修できずやる気が半減したというのもある。

正直本を読み上げるだけの面白くない授業もあり、モチベがつづくかどうかあやしいなとは思う。しかし体系的に学習するには大学というフォーマットはとても良いと思うので、来年も大学生を続けるつもりだ。

課題をコツコツ進めるのが学生の頃から苦手なので、きちんと単位を取得していけるか怪しいが、来年はもう少し頑張りたい。

takanorip

digital design engineer. X: @takanoripe