今年読んでよかった本2023
今年読んでよかった本 Advent Calendar 2023 12日目の記事です。
今年は大学の授業を受けていたこともあり、あまり本を読まなかった1年だと思う。そんな中で、印象に残った本をいくつか紹介しようと思う。
LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B099582LR7/
この本は「他人の話を聴くこと」について書いた本で、聴くことの重要性とその方法について解説している。コミュニケーションの本と言えば話し方や伝え方が注目されがちだが、話を上手に聴くことも重要だなと気付かされる良い本だった。
最近ユーザーインタビューなどで顧客の声を聞くことが重要視されているが、具体的なインタビュースキルを磨くよりもまず他人の話を聴く力を鍛えるほうが良さそう。
DESIGN SCIENCE_01
https://naotofukasawa.com/ja/news/4009/
科学は確かで、信頼できるもの。デザインは抽象的、不定形で、どこかマジカルで分からないもの。デザインを科学として捉えたときに見えてくるものとは──。
デザイナー、小説家、生態心理学者、人類学者、映像空間演出家、精神科医ら、各界の尖端を切り拓くトップランナーたちが、日常生活の質や環境世界への人々の意識や興味の感覚器を立ち上げ、世界を美しい方へとスイッチする「DESIGN×SCIENCE」が創発する知を鮮やかに描きだす。オールカラー/日英対訳付き。
深澤直人さんのファンなので読んだ。様々な切り口からデザインと科学の関連を考察していて非常に面白かった。認知心理学とかに興味がある人におすすめの本。
プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン 実績・省察・評価・総括
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4905033314/
シン・エヴァンゲリオンの制作舞台裏を報告書としてまとめた本。シン・エヴァンゲリオンという巨大なプロジェクトがどのようにマネジメントされ何を成し遂げたのか、とても詳細にまとめられている。中でも第7章のプロジェクト総括で庵野秀明が質問に答えている部分はとても読み応えがあり面白い。エヴァンゲリオンに興味がない人でもプロジェクトXを見ているような気分で楽しめる本だと思う。